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時間外147時間、パート従業員過労死で「スーパー玉出」を書類送検 [ブラック企業]

大阪在住の方なら「スーパー玉出」は色んな意味で有名だろう。
そう、所謂「ブラック企業」との噂が絶えない企業だ。
車で通りかかっても入ろうとした事は一度も無いが。



さて「残業時間が月に147時間というのは幾らなんでも異常だな」と同僚と話をしていたら、「すけろくさんの通勤時間を月に換算してもかなりのもんですよ」と言われた。

往復4時間×22日=88時間

なるほど。これに40時間残業すれば128時間となる訳か。
ま、通勤と仕事は内容が違うが…

おっと、脱線。

世間では「パートは気楽」だと考えて居られる方が多い(特に大企業の正社員)らしいが、決してそんな事はない。
何だかんだと正社員と同じ仕事や「やりたくない作業」を押し付けられたり、それで収入は1/4~1/3程度なのだから。

内職もそうだ。
納期までに必死で作業をして…数百円~数千円の収入だ。

人を使い捨てのようにこき使い、居なくなれば募集。
今回のスーパーも絶えず募集を行なっている。

労基としても是正指導を何度も受けるような企業には厳罰を与える事は出来ないのだろうか?
「働く場所が潰れてはいけない」という意見も有るだろうが、このパート従業員の様に命を落としてしまってはどうにもならないのでは?


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パート女性過労死「スーパー玉出」を書類送検

 大阪・淀川労働基準監督署は3日、2年前に過労死したパート女性ら従業員18人を長時間働かせたり、同署の調査にタイムカードを提出しなかったりしたとして、大阪市西成区の食品スーパー「スーパー玉出」と、前田託次社長(65)、同社元顧問の社会保険労務士(53)を労働基準法違反(長時間労働や書類不提出など)などの疑いで書類送検した。

 発表によると、社長は2007年7~9月、同市東淀川区の東淀川店に勤務する18人に、1日最長5時間30分の時間外労働をさせるなどした疑い。

 50歳代のパート女性は同年9月末、職場でくも膜下出血で倒れて、1か月後に死亡。時間外労働が月147時間に及んでおり、昨年5月、過労死と認定された。同労基署は同店でほかに、健康診断の未実施や割り増し残業代計146万円の未払いも確認したという。

 同社は大阪府内で54店舗を展開、従業員数は計約1800人。同社は女性が倒れるまでの約8年間に、長時間労働や賃金未払いで11回の是正指導を受けていた。同社管理本部は「従業員が死亡したことは遺憾で、遺族には誠意を持って対応した。一部店舗で指摘を受けた点はすでに是正している」とコメントしている。
(2009年12月4日06時52分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091204-OYT1T00045.htm
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激安スーパー玉出、パートが過労死 時間外147時間
2009年12月4日2時21分

 大阪の激安スーパーとして知られる「スーパー玉出(たまで)」(大阪市西成区)が、パート従業員らを違法に長時間労働させていたなどとして、淀川労働基準監督署は3日、スーパー玉出の前田託次社長(65)と同社を労働基準法違反などの疑いで大阪地検に書類送検し、発表した。長時間働かせていたパート1人が亡くなっており、同署は「過労死」と認定した。

 淀川労基署によると、スーパー玉出東淀川店に勤務していた50代の女性パート従業員が2007年9月、勤務中にくも膜下出血で倒れ、約1カ月後に死亡した。1日平均約12時間働き、時間外労働は月147時間に及んでいた。同署は、遺族の申請に基づき違法な超過勤務による死亡と判断、08年5月、女性の労災を認定した。

 女性の過労死をきっかけに、同署は東淀川店を調査。その結果、前田社長と同社は07年7~9月、亡くなった女性を含むパート従業員の男女計18人に、月平均約120時間の違法な時間外労働をさせたうえ、同年7~10月分の時間外の割増賃金約146万円も支払わなかった疑いが判明。また、労働安全衛生法で定められた年1回の健康診断を受けさせなかった疑いも持たれている。

 同署は、東淀川店のパート従業員の給料明細書やタイムカードを提出しなかったとして、当時同社顧問だった社会保険労務士(53)も労基法違反容疑で書類送検した。

 スーパー玉出管理本部は「長時間労働と健康診断は指導を受け是正した。割増賃金は通常の賃金の中に含まれており、支払っていると認識している。女性の遺族とは和解した」としている。

 民間信用調査会社などによると、スーパー玉出は1978年に創業され、09年2月期の売り上げは約450億円。大阪府内で約50店舗を展開している。

http://www.asahi.com/national/update/1204/OSK200912030164.html
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激安「スーパー玉出」を書類送検 長時間労働で女性過労死 大阪
2009.12.3 20:38

 生鮮食品などの激安商品を売りに大阪府内でスーパーを展開している「スーパー玉出」(本店・大阪市西成区)の東淀川店で、従業員18人に法定時間を超える労働をさせたなどとして、淀川労働基準監督署は3日、同社と同社社長(65)、同社元顧問の社会保険労務士(53)を労働基準法違反(長時間労働)などの容疑で大阪地検に書類送検した。従業員1人は長時間労働のため過労死したとして、労災認定されている。同社が同法違反容疑で立件されるのは初めて。

 同署によると、同社は平成19年7月29日~同9月29日の間、従業員18人に対し、労使協定を結ばないまま1カ月平均約120時間の時間外労働をさせるなどしたとしている。

 このうち50代の女性従業員は同9月30日、同店で商品の陳列作業中、突然くも膜下出血を発症して倒れ、意識不明のまま約1カ月後に死亡した。死亡する直近2カ月間で、約280時間の時間外労働をしていた。

 一方、社会保険労務士は、同署に対し、同店従業員のタイムカードなどの提出を拒んだとしている。

 同社は大阪府内で55店舗を展開。12年1月以降、時間外労働などで労働基準監督署から計11回の監督指導を受けており、同署は「時間外労働は全社的な問題」と指摘している。

 同社の管理本部は「時間外労働などの事実はあったが、指摘された内容は現在、全社的に監督指導に従って是正している」とコメントしている。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091203/crm0912032040027-n1.htm
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