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諫早湾の潮受け堤防排水門、開放へ [環境]

なんか、妙に早いタイミングで発表されたが…


http://www.youtube.com/watch?v=XvYiQPvSiVo

諌早湾の水門については、菅直人氏が野党時代に「誰の許可でやっているんだ!」と宮崎県側に詰め寄っていたアピール映像を観る事が出来るが、この事業を閣議決定したのが第1次橋本内閣(自民党、社会党、さきがけ連立)での自分自身だという事は全く憶えていないらしい。
「菅直人名言集」← [ Web検索 ]

ま、それはともかく…だ。
今迄は「何も決められなかった首相」が、この件に関してはここまであっさりと決めてしまっている。大丈夫なのか?どうにも「市民運動」の延長でやっている様にしか見えないのだが。
「一か八か」の支持率アップを狙っている様に見られても仕方のない所だろう。


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開門調査へ検討本格化=関係県含め「協議の場」−農水省

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門の5年常時開門を命じた福岡高裁判決で、菅直人首相が上告断念を表明したことを受け、農林水産省は15日、2012年度にも開門するための本格的な検討に入った。開門により、堤防閉め切りと有明海の環境変化との因果関係を調べる。鹿野道彦農水相は同日午後の記者会見で、「総理が判断された限り、内閣の一員としてその考え方に沿って誠心誠意、事に当たる」と述べた。
 また同相は、「開門の方法、時期、期間は関係者と協議が必要」と語り、判決が命じた「5年間の常時開門」に留意しながらも、開門に反対する長崎県、賛成する佐賀、福岡、熊本各県などと協議する場を設けて具体的な方法や日程を検討する方針を示した。(2010/12/15-18:44)

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2010121500782
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諫早干拓訴訟で国が上告断念、12年度にも開門へ

 菅首相は15日午前、国営諫早湾干拓事業(長崎県)をめぐり、潮受け堤防排水門の5年間の開門を国に命じた福岡高裁判決について最高裁への上告を断念する方針を表明した。首相官邸で記者団に語った。事業を実施してきた農林水産省などは上告を求めていたが、首相が政治判断した。判決は確定し、2012年度にも常時開門して農業被害などの調査が実施される見通しだ。

 首相は15日午前、首相官邸で鹿野農相、仙谷官房長官と会談し、上告断念の方針を伝えた。その後、記者団に「1997年の『ギロチン』と言われた(堤防閉め切り)工事の時以来、現地に何度も足を運んで私なりの知見を持っていた。工事は終了しているが、開門で海をきれいにしていこうという高裁の判断は大変に重い」と理由を説明した。

 鹿野農相は16日に長崎県を訪問し、開門に反対してきた県に理解を求める。

 首相は野党時代から同事業を見直しが必要な「公共事業」の象徴と位置づけてきた。高裁判決後は周辺に「私の思いが非常に強い」と伝えるなど、開門に伴う農業や漁業への被害などを理由に上告を求めた農水省などを押し切った。

 諫早湾干拓事業をめぐっては、佐賀県などの漁業者は有明海での漁業被害を訴え開門を強く求める一方、干拓地で営農する農業者や長崎県、地元・諫早市は全面開門すれば堤防内に海水が流入して農業被害が生じる懸念が大きいなどとして開門に反対している。

 仙谷官房長官は15日午前の記者会見で開門の時期や方法について、「3年間で精力的な協議を行う。専門的な判断や利害関係者の協議でしかるべき結論が出る」と述べた。

 農水省は、2年程度かけて開門により生じる農業被害などの対策工事を行った上で、12年度にも開門調査に踏み切る方針。高裁判決を踏まえ、常時開放を前提に〈1〉一気に開門する〈2〉開閉を繰り返しながら段階的に開門する範囲や期間を広げる——などの方法を検討しており、来春まとまる環境影響評価の結果を受け、開門方法を決めたい考えだ。
(2010年12月15日 読売新聞)

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20101215-OYS1T00628.htm
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シーラカンスは稚魚でも30cm! [環境]

稚魚に見えない。



「生きた化石」シーラカンスが卵胎生だというのは知らなかったなぁ。
しかも30cmの稚魚って…

動画を観ました。
稚魚とはいえ、シーラカンスが泳いでいる映像には感動しますね。
「歴史」というよりも、「進化」の壁を通り抜けたシーラカンス。
妖しげな青がとても綺麗です。


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シーラカンス稚魚の撮影に成功、福島県水族館の調査隊
2009年11月18日 00:03 発信地:東京

【11月17日 AFP】福島(Fukushima)県いわき(Iwaki)市の水族館「アクアマリンふくしま(Aquamarine Fukushima)」の調査隊が17日、インドネシア近海で「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスの稚魚の撮影に成功したと発表した。

 シーラカンスは前月6日、インドネシアのスラウェシ(Sulawesi)島マナド湾(Manado Bay)の水深161メートルで見つかった。同地域はインドネシア・シーラカンスが初めて見つかった場所だという。

 映像は、青い体に白い斑点のある体長31.5センチのシーラカンスが、約20分間、ゆっくりと海底の岩の間を泳ぐ姿を映し出した。調査隊は自走式水中カメラを使用して遠隔操作で撮影した。

「アクアマリンふくしま」の岩田雅光(Masamitsu Iwata)さんによれば、シーラカンスの生きた稚魚の撮影は世界で初めてとみられる。撮影されたシーラカンスは生まれたばかりの可能性が高いという。

 以前、今回撮影された稚魚と同程度の大きさの稚魚が、妊娠したシーラカンスの腹から見つかったことがある。シーラカンスの卵は、母親の体内でかえり、十分に成長してから出産されると考えられている。科学者らは今回の発見で、シーラカンスの生態や繁殖の習性が明らかになることに期待を寄せている。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2664921/4923667
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温室効果ガス25%削減:排出量購入10憶トンが必要 [環境]

鳩山総理が明言した「2020年の温室効果ガス排出を1990年比で25%削減」を実現するには海外から10憶トンもの排出量購入が必要となり、1兆7000憶円の費用が必要となる事をドイツ銀行が試算した。

まぁ、ハッキリ言ってとんでもない事だ。
で、何処から排出権を買うんだ?売った側(多分中国)は何も考えずにまたCO2排出しまくり。
日本が金を出して損をするだけでCO2は全く減らない。

鳩山総理、今なら傷は浅い。前言撤回してくれ!こんな無意味な事は止めるべきだ。
それにしても、民主党の試算よりもドイツ銀行の方が早かったとは…


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25%削減公約達成、排出量10億トン購入必要

 【ベルリン支局】日本が鳩山政権の公約通り、「2020年の温室効果ガス排出を1990年比で25%削減」を達成するには、京都議定書以後の13年~20年の8年間に海外から10億トンもの排出量購入が必要となることがドイツ銀行がこのほどまとめた報告で明らかになった。

 今日の排出量の相場をあてはめると、10億トンの調達には1兆7000億円の費用がかかる計算だ。

 ドイツ銀行の報告は、鳩山政権が導入を目指す国内排出量取引制度が日本全体の排出削減に果たす役割を分析した。その結果、電力や製造業など産業界は90年比で35%の削減を義務づけられる見通しとなった。報告の試算では、産業界は必要な削減約15億トンの3分の2に当たる10億トンを海外から購入するシナリオが現実的との結論となり、日本の需要増で、世界の排出量相場が押し上げられる可能性も示した。
(2009年10月5日20時12分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20091005-OYT1T00918.htm
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